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毎日新聞 記事抜粋 異臭は近江八幡市の馬渕浄水場で浄化された水で発生。7月23日に職員が異臭に気づき、活性炭を投入するなどの対策を行ってきたが、浄化後の水から9月5日に2−MIBを基準値(1リットル当たり10ナノグラム)の2倍に当たる1リットル当たり20ナノグラム検出した。その後、6、8、9、12日の調査でも基準値の1・5〜3・5倍の2−MIBを検出している。 県企業庁が8日に長命寺川の河口にあたる長命寺橋や上流の白王橋、取水口の南北の琵琶湖の計4カ所で川や湖の水を採取し、2−MIBを調べたところ、最も高かったのは白王橋付近の860ナノグラムで、次いで長命寺橋付近が180ナノグラム、北側の琵琶湖が120ナノグラムだった。さらに長命寺川から採取した水からはオシラトリアを検出したという。 オシラトリアなどのプランクトンの発生は気象条件に左右されるため、いつまで続くかは不明という。県企業庁は「臭いが気になる人はやかんや鍋の蓋(ふた)をせずに5、6分沸騰させると臭いは軽減される。ただし、塩素成分が抜け雑菌が繁殖しやすくなるので早めに使ってほしい」と改めて呼びかけている。 http://mainichi.jp/articles/20160914/ddl/k25/040/504000c |
※2−MIBとは:2-メチルイソボルネオールのこと。
近年、夏になると「水道水で異臭発生」の話題が必ずと言っていいほど
出るようになった。
今年は滋賀県。8月末から「水道水が臭い」「墨汁のような臭いがする」
段階で、活性炭を投入するなどの対策を行ったにも拘らず、近隣住民の
苦情はほぼ夏中、収まらなかった様子。
やはりお水は、生活の基本、当たり前のように使っている水道水が臭く
ては日々の生活が成り立たない。
一種「オシラトリア」は1ccの中に1本入っていても、カビ臭が
すると言われるほどで、カビ臭を出す種類としては、相当強い種類
だという。
なると増殖し、少し汚れた栄養分が高い所を好む。
雨の降水量が少ないと、当然水質も悪化する。
特に今年の夏は猛暑で水温が上昇したのに加え、雨が少なく、
「オシラトリア」には最適な環境で大量繁殖してしまったようだ。
ニオイの特徴としては墨汁臭いニオイとのこと。
ニオイの強烈さをご理解いただく一例に、本来「ほとんどの人が臭気を
感じない」濃度として、1リットル中に0.00001ミリグラム以下と水質基準
値で定められているが、それは東京ドーム一杯分の水(120万m³)に
角砂糖3個(1個4グラムとして計算)を溶かした濃度に相当すると
いうから、極めて少量でも如何に強烈なニオイであるかが伝わってくるだろう。
効果をもたらしてしまった様子。
家庭でできる身近な対策としては、飲料水やお料理に使う水などは
やかんのふたを開けた状態で5分から6分煮沸してから使うと良いそうだが
なんと手間のかかる事だろう。
まして洗面所で顔を洗ったり、お風呂でのシャワーなどが臭いのは考えられない。
こんな緊急時にもやはり家庭用の浄水器やセントラル浄水器は大活躍することは
間違いない。